第15回 部下に教えるべき形の重要性①

「部下に教えるべき形の重要性」part1

今回より、スキルアップに最も重要な「形」の重要性・教え方を3回に分けてお伝えしていきます!
第1回となる今回は
形とはなにか?」「形はなんで大切なのか?」「形の伝承方法とは?
と盛りだくさんでお伝えしたいと思います。
 
 
皆さん今日のお題の「形」って言うとどういう印象が有るでしょうか?
「形にはまる」という言葉があるように、
・形は応用がきかない
・無個性
などのマイナスイメージをもって語られる傾向があると思います。
 
でも一番最初にここではっきり言っておきます。
僕の持論ですが、
何事もこの形って言うのを軽んじる人は、
その世界では大成していかないです。
 
形って言うのは何かって言うと、
全ての基本中の基本ってやつです。
 
例えばですけど形、基本を学ばずに、
スポーツの世界や技芸の世界で大成している人って聞いたことあります?
「じつはあの大谷翔平って言う選手は、野球の基本は全く教わったことが無いらしい」とか…
「フィギアの金メダリスト羽生弓弦選手はスケートリンクに立った瞬間もう羽ばたいていた」とか…
聞いた事無いですよね?
 
ちょっと事例がビックネームすぎて、どっかで怒られたくないですけど…
どの世界でも一流の選手が基本の形を教わってないって聞いたことは無いですよね?
 
そうなんです。
 
スポーツや武芸、技芸の世界では、
修練の最も基本的な段階に据えているのが、
この形って言うやつなんです。
これはさすがに間違ってないかなって思います。
 
また技芸と呼ばれるものの上達についての言葉で、
守破離って言う言葉があります。
 
守=まずは決められたとおりの動き、つまり形を忠実に守る。
破=守で学んだ基本に自分なりの応用、工夫を加える。
離=形に囚われない自由な境地に至る。
 
というやつですけど、
つまり形をしっかりと身に着けることで
初めて、高度な応用や個性の発揮が可能になるって言う事です。
 
形があって破るもののことを「型破り」、
形が無くて破るものを「型無し」なんて言うらしいですね。

あと形は沢山の先人たちの知恵と工夫の集合体だと
僕はとらえていますし、そう言えると思います。
 
ちょっと考えてほしいんですけど、
自分が直面した課題に対して、
全て解決策を0ベースから考えて、
生み出している人ってどれぐらいいらっしゃいますか?
たぶんいないと思うんですよ。
 
当たり前ですけど、調べますよね?
「Google先生教えて」って。
今は聞く相手がChatGPT君とか、バード君とかになってたりもしますけど。
部下に何か聞かれたときも
「一回Google先生に聞いてみなよ」って言ったりすることありませんか?
要するに今の時代ほとんどの事は「形」として残っていて
全員が自ずと「形」に頼っているってことになりませんか?
 
ここで僕が思う事って言うのは、形っていう物に価値があるから、
みんな頼って経済が生まれるってことに気付きます。
 
要するに形って言うのは何か?というと
最も自分自身を成長させるための最初に試みる最適解であって、
工夫を続ける事で個性を生み、新たな形として価値を生み出す元である」と考えられます。


じゃあ形ってなんで必要なんでしょうか?
 
これは実は簡単です。
形が無いってことは
どこがダメなのか?を”演者”自身そして指導する側も分からなくなって、
仕事の成功の再現性低くなる。

これに尽きると思います。
 
形というのは基本の動きであって、
過去の工夫の集合体であるわけですから、
違っていたらダメ、出来ていたら良い、
ただそれだけであるべきだと考えています。
 
ですから、この形がしっかりしていないと、
教える方、教わる方両方が
その時の正解が分からないまま膨大な遠回りをしてしまう
ことになります。

これでは困りますよね?
 
あえて”演者”という表現を使いましたが、
仕事をする時って何かしら演じているところってありませんか?
ちゃんと教わった通り事務処理が出来る姿を見せるとか、
営業でも教わった通り話している姿を見せるとか
演じている所ってあると思うんですよね。
 
そして先輩や師匠となるような
リーダーはしっかり形にのせて導いてあげることが大事になってきます。
 
ここで大切な事は、
形を教える時は、
形をしっかり教えるに徹するという事です。
 
勿論先輩や師匠となるような人間であれば、
毎日工夫を凝らしているので形の先の部分も出来てきますが、
後輩に教える時は相手の経験の有無にかかわらず、
形ということを一旦尊重してもらうということ
がとても大切になってきます。
 

最も大事かつ皆さんがご興味を持つところはここだと思うんですけど、
形が大事なのはわかってる、
でもどうやって伝えるのか早く教えてよってことだと思うんです。
 
これも簡単で誰にでも出来るので、真似してください。
そしてこの真似するか真似しないか?
これが大事です。
 
今回のテーマの「」ですが、
要するに真似なんです。
出来ていることを真似するだけ
ただそれだけです。
 
このどうやって伝えるか?
伝えるうえで大切な事は、3つあります。
 
1、全てを動画又は音声にして残すこと。
2、必ず自分自身又は自組織の最高の技術を持つ人間が自ら形を示すこと。
3、形の所作すべての「何故」に答えられる意味を持たせること。
 
次回から、この大切な3つを1つずつお話していきたいと思います!

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「部下に教えるべき形の重要性」①

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