【2024年最新】人事管理システムおすすめ12選!導入事例や失敗しないための選ぶポイントも紹介

近年、人事システムの新規導入や入れ替えを実施する企業が増加しています。

人事管理システムを導入することで、従業員情報を一元的に管理することができるほか、入退社手続きの工数削減にもつながり、人事部門の業務効率化が実現できます。

しかし数ある人事管理システムの中から、どれを選んだら良いか悩む人事担当の方も多いのではないでしょうか?

マイナンバー制度の施行に伴い、よりセキュリティ機能が整ったシステムを選びたいところです。

本記事では、最新のおすすめ人事システムを12製品紹介し、それぞれの機能や価格を比較しています。

人事システムを導入するメリットや、選び方なども解説しますのでぜひ参考にしてください。

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1. 人事管理システムとは? 

人事管理システムとは、採用管理や給与計算、人事評価などを含む従業員の人事情報を、一元管理できるシステムのことです。

従業員のスキル管理や研修管理機能により、適材適所の人材配置ができるシステムから、特化型のものまでさまざまな製品があります。

また、企業で扱う人事管理には以下の内容が含まれます。

● 基本情報:氏名・性別・住所・家族構成

● 労務情報:労働時間・給与

● 社内の経歴:入社・異動辞令・昇格・退職

● 人事評価:目標管理・MBO管理・360度評価など

● スキル管理:資格・コンピテンシー・研修情報

1-1.人事管理システムとタレントマネジメントシステムの違い

人事管理システムと混同されやすいのが、タレントマネジメントシステムです。

人事管理システムは人事管理が企業における人材を効率的に活用し、企業の目標達成に貢献させる活動です。

それに対しタレントマネジメントは、優秀な人材を中心に従業員の能力・スキルを最大限に活用するといった違いがあります。

つまり、人事に関することは同じですが、関わる範囲と目的が異なるのです。

それぞれの目的と業務内容の違いを以下にまとめてみたので、参考までにご覧ください。

【人事管理】

● 目的

企業の目標達成

● 業務内容

教育・研修・給与管理・福利厚生・労務管理

【タレントマネジメント】

● 目的

従業員の能力・スキルを最大限に活用し、企業の成長につなげる

● 業務内容

能力・スキル情報・経験情報・評価情報などの管理や分析

1-2.人事管理システムの基本機能

人事管理システムの基本機能は、人事情報管理や人事評価をはじめ、人材分析から要員配置、給与計算などがあります。

基本的な機能は以下の通りです。

【人事情報管理機能】

個人情報・スキル情報・勤務状況などの従業員の個別情報を管理

【人事評価機能】

● 評価基準にもとづいて従業員を評価

● 従業員の目標設定も可能

【人材分析機能】

● レポートやチャートを作成して分析

● 新卒採用なども活用可能

【要員配置機能】

● 分析したデータをもとに、プロジェクトなどに適した人材配置

【給与計算機能】

● 従業員のスキルや在籍期間、経歴などをもとに給与計算

1-3.人事システムの費用相場

人事システムには、クラウド型とオンプレミス型の2つの型があります。

クラウド型はオンライン上のサーバーで提供されているシステムを、インターネットを介して利用する形態です。

オンプレミス型は社内にサーバーや通信回線、システムを構築し、自社で運用を行う形態のことを言います。

クラウド型はコストを抑えてスムーズに導入することができ、オンプレミス型は強固なセキュリティ体制が構築できることがメリットとして挙げられます。

それぞれ導入にかかる費用相場は大きく異なります。各費用相場は以下です。

【クラウド型】

● 初期費用:0円~10万円程度

● 月額費用:300円~500円程度/1ユーザーあたり

【オンプレミス型】

● 初期費用:100万円~

● 月額費用:基本的には0円

以上は、目安の料金です。また、人事システムの価格相場は、カバーする人事業務の範囲によって変動することも確認しておきましょう。

2.人事システムを選ぶときのポイント

企業にとって必要不可欠である人事管理システムですが、多機能なシステムのため、いざ選ぶ際に迷ってしまうことも多いでしょう。

以下で、人事システムを選ぶときのポイントを3つ紹介します。

2-1.目的にあった機能があるのか

人事システムを導入する際は、自社の導入目的に合っているかどうかを十分に確認しておきましょう。

労務管理や給与計算を効率化したい場合は、勤怠管理システムや給与計算システムを中心に選ぶことがおすすめです。

従業員の適正分析や、人事評価の偏りの解消を目的とする場合は、タレントマネジメントシステムや人事評価システムの導入の検討をするのが良いでしょう。

2-2.利用形態が自社に合っているか

人事システムの利用形態が自社に合っているかどうかも、選ぶポイントのひとつです。

クラウド型が主流となっている昨今ですが、カスタマイズ性を重視する場合はオンプレミス型の導入を検討しても良いでしょう。

導入にかかる時間や料金、運用コストなども加味した上で、適切な費用対効果が得られる可能性の高い利用形態を選ぶことが重要です。

2-3.ツール連携やカスタマイズがしやすいか

人事情報を一元管理できることが人事管理システムのメリットです。

そのため、すでに使用している勤怠管理システムや給与計算システムと併用する場合には、ツール連携がしやすい人事システムを選ぶことが、メリットを最大限に活かせるポイントとなります。

また、先ほども述べたようにカスタマイズのしやすさを重視するのであれば、オンプレミス型を選ぶと良いでしょう。

3.人事システムを導入するメリット

従業員情報や給与情報、発令情報などの人事情報を一元管理できるのが人事システムです。

経営戦略でも重要な役割を担う「人事」をシステム運用することで、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

3-1.システム化による人事業務の効率化

企業内の人材に関する情報が一元管理できるため、従業員の異動や評価、人事考課なども管理しやすくなります。

また、人事の業務が集中する採用や異動のシーズンでも、効率的に業務が進められるため、人事の負担の軽減に効果的です。

3-2.人材活用による経営推進

経営層やマネジメント層が人材を活用するという視点からも、人事システムは必要不可欠です。

人事情報には評価やスキルなどの情報がデータベース化されています。

そのため、特定の条件における人材抽出が容易に行えることから、経営戦略に基づき適材適所に人材を配置することができるのです。

4.おすすめの人事管理システム12選

次におすすめの人事管理システムを紹介します。

以下のおすすめの人事管理システム12選の比較表を確認し、導入の参考にしてください。

4-1.ヒトマワリ

ヒトマワリは、すべてのデータをパーソナルデータとして収集・蓄積・分析・アウトプットまでを、一元管理できるクラウド型人事管理システムです。

導入費用が無料のため、低コストでシステムを導入することができます。

大手企業からベンチャー企業まで、事業規模や業種に問わず、さまざまな企業から導入された実績を持っていることも魅力のひとつです。

導入から定着まで、カスタマーサクセスチームによるフォローアップがあるため安心してシステムを導入・利用できるでしょう。

利用形態クラウド
料金プランスタンダードプラン:60,000円~/月額
無料お試しスタートプラン:導入サポート初期費用0円・月額20,000円~
主な機能人材データベース・採用管理・BI・組織趣味レーション・評価・ワークフロー・アンケート
導入企業2,500社以上

4-2.freee人事労務

freee人事労務

freee人事労務は、数人規模から数百人規模の会社でも活用しやすい人事システムです。

社会保険や各種税金を考慮して、給与計算を自動化させています。

さらに給与明細以外の月額変更届や所得税徴収高計算書など、必要書類の作成が可能です。

Webでの給与振り込みもできるのが魅力でしょう。

初めての方でも効率的に管理できるのが特徴です。

利用形態クラウド
料金プランミニマムプラン:400円~/1人
スタータープラン:600円~/1人
スタンダードプラン:800円~/1人
無料お試し初期費用:0円
主な機能勤怠管理・給与計算・年末調整・入退社手続き
導入企業38万社以上

4-3.リモート産業保健

リモート産業保健

リモート産業保健は企業の人事・労務担当者向けの、産業保健業務のサポートプログラムです。

産業医訪問やストレスチェックの実施、衛生委員会立ち上げや運営などを支援します。

訪問とリモートを組み合わせた、企業経営者・人事労務の負荷軽減と従業員の健康を守ります。

利用形態訪問・リモート
料金プラン基本プラン:30,000円~/月
無料お試しWeb版ストレスチェック無料
主な機能法令順守にまつわる産業保健業務・産業看護師によるサポート・訪問とリモートの組い合わせによるサービス提供
導入企業1,900社以上

4-4.HRbrain

HRbrain

HRbrainはカスタマーサクセスがシステム導入や運用サポートしてくれます。

さらにマンツーマンで導入目的の明確化から目的達成による組織成長までを支援する手厚いサービスが魅力的です。

何から始めるかを具体的に提案してくれるのがHRbrainの強みでしょう

利用形態訪問・リモート
料金プラン69,800円~/1人
無料お試し7日間の無料デモ
主な機能人事評価・人材データベース・社員検索・組織分析・配置シュミレーション・組織診断サーベイ・ダッシュボード・1on1運用管理
導入企業2,500社以上

4-5.タレントパレット

タレントパレット

タレントパレットは、人材の能力を最大限に引き出すためのタレントマネジメントシステムです。

時間のかかる人事評価も評価シートの作成から記入、甘辛調整やフィードバックまで一貫して完了できます。

採用管理システムとしても人気です。

利用形態クラウド
料金プラン初期費用+月額費用:50,000円~/月額
無料お試し体験版申し込みあり
主な機能人材データベース・人材データ分析・人的資本ダッシュボード・労務管理・異動シミュレーション・人材育成・スキル管理・人事評価・サンクスポイント・組織診断・健康管理・ストレスチェック・採用管理
導入企業3,000社以上

4-6.CYDAS PEOPLE

CYDAS PEOPLE

CYDAS PEOPLEは、従業員の“働きがい”に着目したタレントマネジメントシステム。

ライフステージの変化など、変動しやすい最新データを人事施策に活用できます。

利用形態クラウド
料金プラン54万円~/10名
無料お試し無料デモ・カウンセリング
主な機能人材データ・組織管理・組織図・人材検索・MBO・コンピテンシー評価・360度評価・1on1評価・評価フィードバック
導入企業400社以上

4-7.スマカン

スマカン

スマカンは自社仕様にカスタマイズできるなど、機能面の柔軟性に優れています。

最短即日導入も可能です

利用形態クラウド
料金プラン50,000円~/月額
無料お試し30日間無料トライアル
主な機能人事給与基本機能・人事評価・申請・給与明細・就業管理・構成員管理
導入企業710社以上

4-8.ジンジャー(jinjer)人事労務

ジンジャー(jinjer)人事労務

ジンジャー(jinjer)は、人事管理や労務管理をはじめ、経費精算から雇用契約など対応範囲が広いことが特徴です。

入退社手続きがワンクリックで完結でき、ペーパーレス化と従業員データの一括管理を実現しています。

初期導入から運用まで専任担当によるサポートサービスも充実しているのが特徴です。

利用形態クラウド
料金プラン月額500円~/1人
無料お試し1か月無料トライアル
主な機能人材データベース管理機能・人事評価のワークフロー機能・シミュレーション機能・データ分析機能
導入企業18,000社以上

4-9.カオナビ

カオナビ

カオナビは従業員の顔写真が並ぶ画面を前に、基本情報やキャリア・スキルなどの情報管理ができます。

そのため、直感的な操作性が強く、だれでもマニュアルなしで使いやすいのが特徴です。

また、ユーザー同士の学びの場「ユーザーコミュニティ」では、人事同士の人脈作りにも活用できるでしょう。

利用形態クラウド
料金プラン月額29,800円/~50名・39,800円/100名・49,000円/~200名
無料お試し7日間の無料トライアル
主な機能人材データベース・社員リスト・社員情報ソート・組織ツリー図・エニアグラム・クリエイティブマップ・評価ワークフロー
導入企業3,300社以上

4-10.Qraft

Qraft

Qraftは測定・分析した組織の状態を、数値やグラフなどの定量的かつ可視的なデータとして出力できます。

人材開発の要素のうちのジョブ・クラフティングとジョブエンゲージメントのほか、組織改善が可能な要素である組織資源の測定が可能です。

利用形態クラウド
料金プラン2,000円/1名
無料お試しあり
主な機能各種指数表示・レポート自由作成・健康管理・スキル管理・適正検査・モバイルアプリ対応・適正社員ピックアップ
導入企業100社以上

4-11.SmartHR

SmartHR

SmartHRは社労士がおらず、従業員が多い企業におすすめの人事労務ソフトです。

質問に答えるだけで重要書類が作成でき、ペーパーレスを可能にしています。

利用形態クラウド
料金プラン年額10,560円/1人
無料お試し15日間無料トライアル
主な機能入社手続き・雇用契約・マイナンバー管理・年末調整・従業員サーベイ・キャリア台帳
導入企業60,000社以上

4-12.マネーフォワード クラウド人事管理

マネーフォワード クラウド人事管理

マネーフォワードクラウド人事管理は人事情報を一元管理できるタイプの人員管理ツールです。

給与計算ソフトや勤怠管理システムなど、同シリーズのサービスと連携させることができるので、情報更新が容易にできます。

利用形態クラウド
料金プラン月額600円/1人
無料お試し1か月無料トライアル
主な機能入社手続き・従業員情報の収集・従業員情報の管理・従業員情報の連携
導入企業10万社以上

5.人事管理システムの導入事例

人事管理システムを導入すると、人事・労務管理に関する多くの課題を解決できるようになります。

自社の課題や目的に合わせたシステム導入のために、実際に人事管理システムを導入した企業の事例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

5-1.株式会社亜細亜堂

株式会社亜細亜堂

リモートワークの導入など働き方も多様化した今、制作に携わるスタッフが全国各地にいます。

リモートでコミュニケーションを取るうえで、従来の勤怠管理では難しく感じる部分も増えていました。

また今後のデジタル化への展開にも備えて、勤怠だけでなく、給与計算や評価管理などといった人事制度システムを1つにまとめて、分かりやすくしたいという思いから導入を検討していました。

担当で持っている情報も違ったり、紙のスキャンやExcelなど、さまざまなデータが点在しており、どれが最新のモノなのかが分からないという状況でした。

今後、採用管理も一括して行っていきたいと考えていたため、すべてのシステムがひとつにまとめられている点は非常に魅力的でしたし、サポート体制も手厚く、すぐにヒトマワリを導入しようという決め手になりましたね。

会社としても40年以上の歴史があるため、過去をさかのぼって点在しているデータを収集し、まとめていくことがまず大変でした。

でも、わからないことはすぐにチャットや電話などでサポートを受け、教わりながらデータ登録を進めていくことができました。

まだ導入したばかりなのですが、シンプルで使いやすいので、これからも不明点はサポートを受けつつ、情報を整理していければと思っています。

5-2.日清ホールディングス株式会社

日清ホールディングス株式会社

日清食品ホールディングス株式会社様では、グローバルカンパニーへ成長するために優秀な人材の採用や教育の実施が求められ、人材管理を実施していました。

しかし、社員の顔 写真と人事データの紐づけや部署異動によるデータ更新、閲覧者にあわせた資料編集などをエクセルやパワーポイントで行っていたため、非常に手間がかかっていました。

そこで、人事情報の管理をカンタン操作で効率化できるカオナビを導入します。導入により、顔写真と人事データを簡単にリンクでき、人事データの更新もしやすくなりました。

また、用途によりさまざまな軸で閲覧ができるため、人事部内の議論の質も向上しています。

5-3.クオリカ株式会社

クオリカ株式会社

顧客に技術力を提供するクオリカ株式会社様では、エンジニアスキルの可視化と適材適所の人材配置が重要な業務です。

各部門でエクセルを用いて、スキルマップを作成し主観的な判断のうえ管理していました。

エンジニアが必要な際に各部門に問い合わせ、感覚値で作成したスキルマップをもとに回答していたため、スキルレベルに差が発生していました。

そこで、確かな技術力を提供できるように、戦略的な人材配置をするべくOne人事を導入します。

システムに各部門のスキルを集約させることで、適材適所の人材配置に近づきました。

また、スキルの現状分析や必要レベルへの到達に向けた育成にも役立っています。

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6.まとめ

人事システムを導入すると、人事・労務部門の工数削減や生産性の向上・業務効率化につながり、大きな導入効果が期待できます。

人事システムにはさまざまな製品があるため、対象企業規模や導入目的に合わせて、各製品を比較検討し、自社に必要な機能が搭載されているか確認しておきましょう。