第13回 部下が躍動するミドルマネージャーの心構え3選②

「部下が躍動するミドルマネージャーの心構え3選」②
part2―20年後の自分を見据えて受け入れる力を考える

前回よりお伝えしている「部下が躍動するミドルマネージャーの心構え3選」の第2回です!
第2回となる今回は「20年後の自分を見据えて受け入れる力を考える」です。

今回の山場でございます!
これはずっと僕も現在進行形で「チャレンジ」しているところで、
成果自体は出ているんですが、
僕が自分自身のキャリアの20年後を見据えたときに、
「受け入れる」「承認する」力を持ってないと、
絶対に選ばれる人間にならないなっていう危機感があるので、
一緒に考えていければと思うテーマです!

ここで皆さんに質問です!
普段部下について憤りを感じることはありませんか?
「自分たちの時はこうじゃなかった」
「なんで?」
「うそでしょ?」
「言わなくても解れよ」ていうこと、ありませんか?
特に皆さん自身が自分の上司に対して絶対にしないようなことを平気でやってきませんか?
もはや暴力ですよね?これなんででしょう?

理由は簡単です。
伝わってないからです。

例えば業務について。
「教えてないから分からない。」
「教えたとしても伝わってないから理解していない。」
これは解決するのは簡単ですよね。
教える仕組みを作れば良いだけですから。

仕組みのつくりかた話は
また別のお話「部下に一番最初に伝えるべき3つのメッセージ」でお伝えする内容なので
お時間があれば見て頂きたいのですが、
まあ簡単だと言ってもそう簡単な事でもない事です。


今日は考え方の話をします。
これが二つ目のテーマの胆ですが、
まあ人間ですから考え方が違うのが当たり前なんですね、
経験によって形成される物差しが違うんですよ。

皆さんにもありませんか?
社会人の自分としての物差し。
これが意外と大事で、
そして今のテーマ「受け入れる」を邪魔してしまう存在なんです。

例えばの話相手がメートル法なのに
僕たちがインチだったり…と
それぞれ持っている物差しが違うわけじゃないですか。
そうなると「1」あたりの長さが全然違うんですよね。
その中で会話をしても絶対にうまく行くはずないですよね?
相手の「1」がセンチメートルだったら
僕達の「1」はインチなので25cm4ミリですから、
25倍以上の違いになっちゃうわけで
「1だって言っただろ!」って大声て怒鳴っても、絶対に伝わりません。

今までは良かったんです。
世の中全体がそうだったから、我慢するもんだ、
社会人になったら違う人になるんだ、
仕事は大変な物なんだって、
ほとんどの大人たちがそういっていて、
その中で育ってきたから...

ちょっと皆さん子供のころ思い出してもらっていいですか?
友達同士みんな見ている番組一緒じゃなかったですか?
要する経験によって形成される物差しがある程度、統一されていた、そんな時代でした。

でも今どうですか?
これだけ色々な情報ソースがあって、
キラキラした生き方っぽいのがあって、
この状況でこっちの物差しを、
まだ経験の浅い若者にあてつけるってこと自体が、
難しいそんな風に思いませんか?
それをいまからやりますか?

ちょっと余談ですが
僕が何で危機感を感じたかって言う話なんですけど、
最近息子の美容院に付き添いで行ったんです。
あの待合室がある訳で、そこにはやっぱり漫画雑誌とか雑誌がおいてあり、
ほとんどの大人は携帯をのぞき込んでいる。
僕はと言えばお気に入りのヤングジャンプ広げてキングダムを探しているときに、
うちの10歳の息子が、とことこーって雑誌を持ってくる、
ちょこんと座って一生懸命読んでるんですが、
その雑誌タイトルが「捨てない生活」って書いてあるんですよ。
大好きなワンピースもあるのに「捨てない生活」ですよ?
僕は「おまえなんでそんなん読んでるの」って聞いたんですよ。
そしたら息子なんて答えたと思います?
・・・
だってエスディージーズじゃん」って答えたんですよ。
えええええええって思いましたよね。
思わず僕は「意識高っ!!」って言いましたし
周りの大人も全部ガン見ですよ!
そして見ていた携帯をぱたんって。
やばくないですか?
あと13年後にはそれが大量に押し寄せてくるんですよ。
10年後皆さんおいくつになりますか?
僕は53歳になるので、
これ今から準備しておかないと
絶対に若者たちから拒否される会社まっしぐら
だと思いませんか?

じゃあどうするのか?
「受け入れる」「承認する」力だと僕は思うんですね。

さて、皆さんは優秀です。
だから今日ここでこの話を聞いてもらっているんですが、
皆さん「受け入れる」力持ってますよね。
既に社会や企業風土っていう自社の物差しを受け入れた実績があるじゃないですか?
それをちょっと向きを変えてみませんか?って話です。
その物差しを今までやったことない「押し付ける」にチャレンジするより、
既にできている「受け入れる」を部下に向ける方が簡単じゃないですか?

やり方は簡単です!
どんなことがあっても
いいじゃん!」これだけです。
例えば皆さんがこういう事やってみたいなって思ったことを話した時に、
「そんなん絶対うまく行かない!」と否定されるのと
「いいじゃん!」って承認されるのと
どっちが元気になりますか?
承認される方ですよね。

そうなんですよ!
一回なんでもポジティブでもネガティブでもなく
ニュートラルに捉えるってことなんですね。

ちょっとハードなパターンの僕の受け入れ方のエピソードを一つ紹介します。
僕も、部下から僕の行動が受け入れられなくて、
攻撃的に来られることがあるんですね。

その瞬間はネガティブな感情というか怒りが勿論湧いてくるんです。
「なんだこいつふざけんな!」
それこそ「そんなこともわかんねえのか?って」って正直思うんですよ。
僕も自分の物差しありますから…
でも一回落ち着いてニュートラルに自分を俯瞰してみたんですね。

その時に気付いたことは、
「そんなことも分かんねえのか?」は
もともと僕がその子が分かってくれていると思っていたが、
勘違いしていただけで、
僕自身の未熟の矛先を部下に向けていたってこと
だったんです。

伝えていない自分に向いてなかったっていう学びと、
よくよく考えてみたら、彼が言っていることって裏を返せば
「古川さんにそうあってほしい」っていう究極の願いだなって考えるんですね。

ここポカンとなる人も居るんですが、
良いですか?部下ですよ。

大前提として、今の部下を見たら基本的に上司より未熟な面は沢山あります。
「なんて口の利き方か?」って話ですけど、
未来の部下の姿を信じると決めたのであれば、
迎えて、受け入れてあげたらいいじゃないですか。

そして改めて落ち着いて、
自分の意図をきちんと本人に説明(フィードバック)をすることで、
できる事と出来ないことを伝るようにしています。
ここで出来ないこともきちんと伝える事が大事だと僕は思います。

それを受け入れられなければ、
その子はやめてしまうかもしれませんが、
出来ないことをやるって言うよりは、
お互いがに理解が深まって信頼が生まれるのであれば僕はそちらを選びます。
とにかく受け入れる癖をつける事が大事だと思います。

さて僕たちはミドルマネージャーです。
会社から生産性上げることを期待されていて、
部下を任されることを自ら望んでここにいるんわけですよね?
部下とのなんだかんだで、
イライラして暗い顔するのは、脳死だと僕は思うですね。
未来の部下を「信じて」「受け入れる」ただそれだけです。
受入ながらどうやって部下を育てるのか?そんな話が次のテーマとなります!!

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「部下が躍動するミドルマネージャーの心構え3選」①

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