第5回  営業部長が転生したら人事部長だった話 ~第1章~


 
 

人事情報管理の観点から色々お話をさせて頂いておりましたが、
今回は趣向を変えてお話をさせて頂きます。

 
前提としてちょっと自己紹介をします。
私のキャリアは、オール営業でございます。。。
私のプロフェッショナルポイントは、営業部門の立ち上げ、特に戦闘方法の構築です。
 
僕の営業組織の構築において大切にしていることは、
対象となるお客様の領域で担当者全員が「プロフェッショナルな提案を出来る様にすること」その「クオリティが一定であること」を大事にしています。
ですので、ヒトマワリでは、販売・開発・CSの観点すべてにおいて、人事の皆様の脳思考回路を理解しないと、僕たちの仕事は成立しないんですね。。。まあ当たり前のことですけど。
 
ずーっと「営業」そんな私が、ヒトマワリを通じて人事の皆様と回数で言いますと、かれこれ、数100回お打合せを繰り返し、本当に今まで色々なことを教えて頂きました。
その過程で人事と言う仕事に対しての、奥深さと大切さを身に染みて分かったうえで、教えて頂いたことを整理しました。
 
僕の先入観ですが、営業と人事は絡みが薄く、営業からしてみればもう少しこういう人採用してよ。。
人事からしたらせっかく採用したのに、なんで辞めさせるの?ちゃんとフォローしなよ。的な?
少なからず、ずれがあるんじゃないかなと思うんですが如何でしょうか?そうではない会社様は素晴らしい!
 
 
今回は営業マネージメントの専門家の観点から人事について未熟ながら纏めました。
皆共通して言えることは【より良い会社にしたい!】だと思います。お互いの架け橋になる事が出来ればと思っております。
 
題して「営業一筋おじ、転生して人事部長になる!」その①っていう話をさせて頂きます。
営業の責任者の皆さんに、こういうミッションが与えられたらどう考ますか?
 
今回のテーマ、あなたが明日人事部長として任命されて、社長よりひとこと。
「グループ全体の人事を統括するセクション設立を検討している。ひいては配置・教育・採用・離職対策・エンゲージメント管理等の機能を有し、グループ全体において適切な人財マネジメントの実現を目指してくれ」
 
分かりました。
まず私は考えます。そもそも人事の仕事ってなんだっけ?採用?入退社の管理?
一人の人事の神様のような方の本を拝読、そこで見たのは、
 

 
採用だけでは終わらない、6つの機能、そこに一貫性を持たせることが大事!
ほうほう!確かにそうだよな?あれ?なんか似てないか?僕が今まで営業の仕事でやっていたこれ?
 

 
顧客化からが採用の後だと考えるとなんとなく分かってきたぞ。。。
営業上がりの僕には一つだけ自信があることがある。
それは顧客管理を今まで万全にやって来たからだ。
従業員も同じように考えていけば絶対に社長の言っていたことを、達成することが出来る!
 
人事部には社員の串田君が1名か、一緒に頑張ろう!
おじ:「串田君、まずは従業員の今分かるだけの情報が欲しい。用意してもらえるかい?」
串田:「分かりました!slackで送りますね。」
 
確認してみると、Excelで従業員名簿が送られてきました。中を見ると僕が見たのは住所録。。。
 
おじ:「串田君これじゃない、これは住所録だろ、過去の評価とか異動履歴とか、出来れば面談の履歴とかほら、毎年行ってるじゃないか、あれだよ、評価会議にも出てくるあれ。」
串田:「あー纏まっているのは特にないです。必要な時はフォルダーを見るしかないです。経営会議で出てくるやつは作るのに1ヵ月ぐらいかけて毎年作っているやつで、最新版は去年の4月のやつですかね。」
 
おじ:「じゃあ僕が面談した内容は、言われた通りフォルダーに入れていただろう、あれは?」
串田:「うーん正直書いてくれる人とそうじゃない人が居るのでまちまちですが、部長が入れているフォルダーに格納されてますよ。」
おじ:「いやいやほら顧客管理みたいな感じで、いつ誰がどういうアプローチしたか?とか毎日分ではないにしても、誰の下にいたのか?とかそういうの無いの?」
 
串田:「無いです。そもそも営業部は共有してくれてないですよね。」
おじ:「たしかにいいいいいいいい!いままで自分ノートに書いていたし、履歴は最初の面談の時に聞いていただけだったし、何となく知っている感じだったあああ。。。」
 
 
さて、この後私はどのようにミッションを達成していくのでしょうか?
 
 
次回につづく。